『鋼鉄は焼き、冷し、打ち、敲(たた)き、焼き、冷し、打ち、敲きてしかして後、
始めて折れず曲らむるものとなるなり。
人も亦斯くの如し』
〜二宮尊徳〜
報徳の人と呼ばれる二宮尊徳(幼名 金次郎)は、裕福な百姓家に生まれる。
しかし、金次郎が五歳の時に、突然禍(わざわい)に襲われる。
津波に襲われ、金次郎の家が所有していた豊かだった田畑は消え、砂礫(されき)の荒野と化した。
そこで、金次郎の父は田園を元に戻すために借金を重ね、次第に生活は困窮していった。
しかし、父の苦労の甲斐あって、徐々に農地も復旧へと向かっていた矢先、父が病気になり、一度は回復したが、翌年病気は再発し病床に親しむようになってしまった。
その後、金次郎が十四歳の時に父が亡くなり、十六歳の時に母を亡くし、幼い二人の弟を養うために懸命に働いたが、田植えの終わったばかりの田畑が川の氾濫で流され、一家離散を余儀なくされた。
金次郎は、そんな苦境の中、断絶していた二宮本家の再興に二十四歳で成功する。
その際の金次郎の手法は、一般の百姓には見られない工夫に満ちた方法だった。
当時の百姓の仕事は、金になるのに時間がかかり、手間がかかる。
まず田畑を耕し、種を蒔き、作物が育ち、その作物を売らなければ金にならない。
その上、百姓の仕事は、米が穫れても、五公五民で、半分は年貢に取られて、自分の手に入るのは半分で、あまりにも割が悪い。
そこで、金次郎は農業のかたわら日雇いや奉公をし、現金収入を得る。
何がしかの労働をすれば、その分の金がすぐに入り、税金に取られず、全額、自分の懐に入ってくるので、半分税金で取られる農業より、二倍も効率がよい。
さらに、仕事の暇を見ては、山へ行って薪を採り、その薪や、自分が作った米や野菜を町で売って現金収入を得た。
そうしていると、町の米穀商と親しくなり、自分の作った米だけでなく、村の百姓から頼まれた米の委託販売も次第に引き受けるようになり、委託手数料も入ってくるようになった。
また金次郎は、米を売るだけでなく、困っている人に米の貸付もやった。
その年の新米が取れれば、その時点で米は返ってくるのですが、その際、お礼として何がしかの米が付いてくる。
つまり、米を貸した利子である。
また米だけでなく、金を貸し利子を得た。
しかし、金次郎の驚く点は、この現金収入感覚が、さらに田畑開発や農耕事業の方にも及んでいるところです。
田畑を増やす方法は、荒地を開発する方法と、田畑を買う方法と二通りある。
金次郎は、その両方を併用した。
特に、荒地の開発に重点を置いた。
田畑を買うやり方は、手っ取り早いが、金がかかる。
荒地の開発は手間と時間がかかるが、自分の労働力をそこに注入すれば出来る、すなわち金がかからない。
さらに、荒地を開発した場合、二、三年、年貢がかからない。
それに対して、買った既存の田畑から穫れた米は、五公五民で年貢に取られる。
だから、金次郎は、自分の労働力を税金のかからない荒地の開発に集中し、無税の期限が切れて、年貢を納めなくてはならなくなると、その田畑は小作にだした。
すなわち他人に貸し、他人に耕させ、小作料を得た。
すなわち田畑を貸しておけば、金次郎は何もしなくても、一定の収穫が入ってくる。
このように、金次郎の仕事ぶりを見てみると、単なる田畑を持った百姓ではなく、同時に労務者であり、商人であり、勤め人であり、金融業者という、多方面に活躍した実業家といえる。
今から二百年も前に、これだけの多角経営をしていたことは、驚愕である。
人生は栄枯盛衰、良い時もあれば悪い時もある。
いかに、素晴らしい才能、素質を持って生まれても、試練、逆境なしに人間は磨かれず、立派にはなれない。
人は、試練や逆境を乗り越えるたびに、人生の目的が深くなる。
そして、人生の目的が深くなると今まで越えられなかった試練や逆境を乗り越えられるようになる。
人は、そうやって人生を創新していく。
人生を決定づけるのは、目的の深さである。
恨まず、妬まず、嘆かず、人生創新!、斯く在りたいものです。
『大事をなそうと思うなら、小事を怠るな。
小事が積もって大となるのだ。
大事を望んで小事を怠り、できそうもない難しいことを望んで、
やればできるやさしいことをおろそかにするから、結局大事をなしとげることができないのだ』
〜二宮尊徳〜
第3回【北九州】異業種交流会☆HOPE LINKSの詳細です↓↓
【日程】
1月18日(水)
【時間】
19時〜21時
【参加費】
2,000円
【場所】
北九州市小倉北区浅野3丁目8番1号 AIMビル7F
73会議室
*JR小倉駅より、ペデストリアンデッキ(動く歩道)で、約5分。
西鉄バス『浅野2丁目』下車すぐ。
AIMビル駐車場
収容台数500台
30分150円(1日最大800円)
【内容】
前半30分〜1時間ディスカッションを行い、場の雰囲気が温まったところで、フリーの交流会になります。
交流の和を広げたいけど、自分から話しかけるのは苦手な方でも、最初のディスカッションで、他の参加者の方と打ち解けるようにサポートさせていただきます。
又、ディスカッションは場の雰囲気を温めるためのものなので、堅苦しい感じではなく、アットホームな雰囲気で行います。
尚、ディスカッションのテーマは、ご参加頂いた層やその場の雰囲気を考慮し、あえて事前にテーマは決めず、皆様がお話しやすいテーマを考慮して決めさせていただきます。
【定員】30人
【禁止事項】
ネットワークビジネス等のマルチ商法の一切の介入を禁止します。
FX・先物取引・投資マンション販売業種の方の参加はお断りします。
【参加お申し込み】
参加を希望される方は、下記の『イベントに参加する』のところをクリックして、お問い合わせください。
又、交流会・勉強会についてお尋ねしたいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
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